■週間日記「今週のW.A.T」■
レーシングチームからご依頼のヘッドメンテ。
450cc単気筒のモトクロッサーヘッドです。
このヘッド、以前に当社でEZ加工を施工済み。
シーズン前に、リフレッシュ作業で戻ってきました。
分解すると、シートからの吹き抜けが若干。
耐久性よりもガス交換を優先するのがレーサー。
大径肉薄のリングはマメなメンテが必要です。
ところでこのシート、加工がズレてるの分かります?
左、右写真: 楕円とか5バルブから時代は流れ・・
直打&90°ロッカーのユニカム、横へ広いポート。
これらは全部、ヘッドスペースを抑えるための設計。
「勝つため」に実車パッケージを優先した設計です。
左写真: バルブはサラっと凸だけリフェース。
ステライト層は薄いので、深削りは厳禁です。
右写真: シートカット。
この内シートは通常のパイロットでは作業できない。
左、右写真: メンテ前とメンテ後。
EZ加工時に鋳肌を落としているので、メンテが楽。
ポート肌がツルツルだと、カーボンが落しやすい。
しかし、物凄く考えられたポートです。勉強になる。
左、右写真: メンテ前、メンテ後。
ご覧のとおり、新品のように綺麗になりました。
見た目は関係ないのですけど、やはり気持ち良い。
そんなのエエから納期急げや、という話もありますが。
話は戻って、このシートは偏心加工されています。
偏心させて、肉厚側を斜めに迎え加工する設計。
狭いバルブ挟み角でも吸気タンブルを起こすため。
通常の3面カットを行うと、斜め加工を壊してしまう。
タンブルが乱れると、設計どおりに火炎伝播しない。
つまり、普通にシートカットすると性能低下します。
でもこいういう話って、外注だと通じない。
だからウチは、自社内で内燃加工するわけです。
工場でフレーム修正してたらM本さんがドカで登場。
「前回雨で中止の原ツー、21日に行きません?」
うわ〜行きてぇ〜。カブで春の日本海とか最高やん。
でもこちらの依頼主様、すんげぇ厳しいんだよな。
遊びに行ったのがバレたら、絶対に嫌味言われる。
「遊んでる暇あったんですよね?」の理詰め攻撃。
いや待てよ?確か彼は今、海外出張中だ♪
てことで、明日21日08:00三角ローソン満タン集合。
「コストダウンでシート精度悪い」とか言う人もいるけど、実は・・