左写真: ついでにタペット調整も。
10万キロで最大0.05mmの詰まり。かなり優秀な数値。
右写真: プラグホールパッキンも交換。
経年で必ず漏れる部分。最高品質の液ガスで補強。
左写真: チェンジカバーのオイルシール3点交換。
右写真: 水ポンプもO/H。
部品設定ありませんが、某社の部品でO/H可能。
新品買っても2万円しないけど、お金出すのは顧客様。
左、右写真: ミッションのシム調整。
この作業でシフトタッチが良くなり、ギア抜けも防止。
これはギアの遊びを詰める作業ではありません。
ギアに遊びは必要。特にドラムが遊ばない国産は。
左写真: 他のギアも磨耗を測定。
結構痛んでいます。10万キロ走ってますからね〜
右写真: よし!M/C/D/F全部新品交換。
ミッション部品はかなり高額。工賃まけて予算内に。
左写真: 完全にドッグ舐めのC4ギアとC5ドッグ。
これだけテーパーが落ちると、駆動力で抜ける。
右写真: 駆動力で押すからフォークも焼ける。
フォークが押すからドラム溝も磨耗する。全部交換。
■週間日記「今週のW.A.T」■
常連さんからご依頼いただいたミッション修理。
以前から3-4速が抜ける、と相談いただいてまして。
が、忙しいしE/G重いし。あやふやな態度で保留。
そしていよいよ「4速が完全に入らなくなった」と連絡が。
試乗したところ、4速が弾かれてガラガラと抜け抜け。
ミッションロックしたら超危険。これはもう修理だね・・
ついでに前から気になってたオイル漏れも直すか。
と、エンジン降ろしてケース割り、ミッション修理です。
写真: 元通り組んで完成です。
今回はサービスでミッションASSY全部交換しました。
10万キロ走ってますし、悪化したのはウチが原因だから。
入庫ダラダラと延ばしたから悪化したのは間違いない。
さっさとやってればC4、C5とフォーク1本で済んだハズ。
ミッションは伝染病、弾かれると他も悪くなる。
分かってて、さっさと作業しなかったウチが悪い。
常連さんは、工場の混み具合見て作業入庫してくれる。
甘えてちゃダメなんだけど、かなり助かってます。
と、ミッション修理完了して穏やかな気持ちの午後。
俺様としたことが・・・アカンわ。これじゃぁ、アカン。
1発でキメれんか?何年やっとるねん。アホやな。
まさかの手直し。ケース再分割、作業全部やり直し。
たぶん私以外、誰にも分からない。だったら別によくね?
とはならん。私が分かってしまうのが問題なんだから。
でもこの作業は何度でもやり直しができるから楽よね。
時間かけりゃ失敗がない。ネジもどいて締めるだけ。
ケース修正なんか、やらな分からん1発勝負だもん。
日本に数台だとかいう軍用バイク?か何かのケース。
見積どないやねん!?と言われているのですが。
見積どころか、作業の技術的な見通しも立ってない。
溶接性悪いわ、トーチ入らんわ、加工治具必要だわ。
ミッション交換は下書きのある塗り絵。誰でも形になる。
ケース修正は白紙に絵を描く作業。ガイドラインなし。
しかもこの白紙は経年脆化。描くも消すも1発勝負。
ナンボで描くねん?と言われても、描けるかすら不明。
描かないと分からん、じゃぁご迷惑おかけするしなぁ。
「365日いつもご機嫌ですねっ」と常連ハルグッツィ君。
人生は紙ヒコーキ。毎日突風に煽られて一向に落ちない。