■週間日記「今週のW.A.T」■
オーナー様からご依頼いただいたNR750の修理。
タンクから燃料が漏れ、床がビショビショに。
NRはアルミタンク、錆びて穴が開くことはない。
てことはパッキン系?しかしNRの部品は既に廃盤。
INJ創生期のNRは近代部品で流用修理も難しい。
まぁ、だからウチなんかに依頼があるわけですが。
部品交換で直るなら、デーラー持って行きますよね。
ところでこのNRタンク、「怒り肩」の理由知ってます?
左写真: ポタポタと燃料漏れ。
燃料漏れはバイクだけでなく家や人命もファイヤー。
右写真: あれこれ分解して原因を探求。
来る人来る人「おお〜!NR!」でイチイチ手が止まる。
左、右写真: あらゆる手段と技術を用いて修理。
タンク内に見える細かい配管、これが今回の原因。
「タンク内で配管割れても燃圧落ちるだけでしょ?」
鋭いご指摘。でもNRは外へ漏れる事情が。
左、右写真: 組み立ててエンジン始動確認。
普段あまり聞かない、V4の32バルブ・NRサウンド。
でも同期のV4、RC30とレスポンスやDRを比べると・・
う〜ん、やっぱ食器とピストンは丸が合理的かな?
写真: NRのタンク裏には、ドレンチューブが2本も。
キャップ受け皿のドレンと、もう1本はタンクブリーザー。
NRはタンク内側にブリーザー部屋と配管があるんです。
今回はこの配管にも不具合があって漏れました。
タンクが「怒り肩」なのは、高い位置を確保するため。
普通はキャップ内にブリーザーを装備するのですが。
NRはHC蒸気でタンクのカーボン柄が黄ばむのかな?
楕円以外にも、イロイロとたいへんだったようで。
明日6月16日〜17日はスズカ行きでお休みです。
ソーラーカー試走会の冷やかし見学に行ってきます。
キャリパーからオイル漏れが止まらん、と息子殿。
回生主体のソーラーカーでも、制動装置は必要。
そのエア抜きバンジョー、何やら複雑なことに。
長さが合わず、スリーブ入れて長さ調整した模様。
アルミボルトに銅スリーブ積み重ねるから漏れる。
生アルミでスリーブ作ったら隙間潰れて漏れない。
「生アルミ棒なんかソーラー部にない」
しゃ〜ないな。俺様が作ってやるわ。感謝しろよ。
左、右写真: 神戸高専ソーラー部、苦労の痕跡。
部員の皆さん、漏れを止めようと苦戦したご様子。
が、ボルトやスリーブの余分な長さは重くなるだけ。
ついでなんで、短ボルト作って恒久対策しときます。
左写真: 在庫のバンジョーをネジ切りショート加工。
これで恒久対策完了。もう漏れない、はずが・・・
右写真: 圧検したらまだ漏れる。何で?
調べたら、座面がヤスリで均され逆に漏れの原因に。
左、右写真: 全バラ&簡易治具作ってフライス加工。
10分程度の作業のはずが、結局1日仕事に(涙)
でもブレーキはちゃんとしとかないとダメ。
事故があると、主催者や枠組み全体に迷惑かける。
実はこのキャリパー、もう使わない予定だそう。
今年は新しい軽量キャリパーを採用したから、とか。
はぁ?ほな何で、古いキャリパーを準備するねん?
「もし新型キャリパーがダメなら、サッと戻せるように」
ほぉ〜、親父の力で保険かけよったか。
嬉しいねぇ。それで良い。勝つためには全部使え。
そーゆースキームって、授業じゃ教えてくれんもんね。
俺なんか上手く使われてばっかだったからなぁ。
ハッ! 今もやん!
「最悪そのまま行くわ」とか殺し文句言いやがる。