■週間日記「今週のW.A.T」■


皆さんから「いつまでやってんねん」と言われてたZ1修正。
皆さん、修正ってキャスターと左右曲りしか想像せんやん?
けどその2点直すだけじゃ、パリッ!とした車体にならんのよ。
ネック高、ホイールベース、エンジン位置や前後の整列も。
PIV左右やシートレールまで修正したら直すのは知恵の輪。
そして更に「戻り」まで見てたら、そりゃ時間かかるわけさ。
・・なんて話はたぶん理解されんから、HPでも展開しない。
修正屋に話が通じんから、自分で修正してるくらいだもん。
特に今回は、「修正痕を一切残すな」という厳しい条件が。
結構苦労したが、完成したらパリッとしてやっぱ気持ちイイ。
だがしかし、ウチのフレーム修正は儲からん作業No1。
修正装置で一部屋潰れてるし、工数換算したら赤字部門。
セミリタイヤしてるし、フレーム修正から撤退したいのだが。
他に同レベルでやってくれる人が居ないと、俺が困る。
で、この人ならできる!と思う人に装置譲る話してみても。
腕の良い、聡明な人ほど食いついてこない・・当然だわな。
皆さん大好きRC30達も進んでます。既に半年遅れだけど。
スイングアームの次は、フレームのステムベアリング交換。
レース交換歴のあるフレームは、下穴傷んでることが多い。
冷間でグリグリやるから、下穴傷んでレースが緩くなるのだ。
実際、マニュアルでそうなってるから、責めれんのだけども。
けど、ヒートガンで下穴膨張させるだけで、ずいぶんマシに。
フレームで唯一、定期交換する所だから大事にしないとね。
完成後は見えないから誰も感知しないけど、大事なポイント。
そしてステム側をやろうとして金縛る。うわアルミ軸やんけ!
希少な当時のHRCキット部品。どっから手に入れたの?
30の純正って鉄製で、マニュアルではタガネ等で叩けと。
けどHRCのアルミ軸でそんな事したら、軸が痛んでしまう。
レースをグラインダで擦り飛ばせば、パカッと割れるけども。
貴重なHRC部品、万一ミスタッチで傷したら大問題だぜ。
と、同時に、「だ・か・ら」ウチにご依頼いただくわけで。
急がば回れ。ここは治具作って引き抜くだな。また遅れるが。
ピストン高とかホイール整列とかシール色とか我慢ならん
で、よく「細かいヤツ、神経質」と言われるが、それは違う
靴下左右の色とか、パンツ表裏違ってても気にならんもん
この30はリンク類もメンテ。廃盤部品もだいぶ増えたね。
ベアリングシールは在庫を組む。足りん分は追加で発注。
部品来て組んだら・・うわっ!部番変更で色が違うやん!
まぁ、組めば見えない部分だし、機能は同じで問題ナシ。
「色理由」ではお客さんに請求できんし、当然に自腹負担。
組んでしまった在庫4個、1600円を外して棄てるのもなぁ。
・・とは、ならん。「色が違う」と思うだけで気分悪いでな。
晩飯の「もっこすチャーシュー麺」1回抜けば済むハナシ。