■週間日記「今週のW.A.T」■
オーナー様からご依頼いただいた、BMWのケース修正。
F900GSでダート攻めてたら、バンパーが岩にヒット。
バンパー留めてたボスごとケースが割れた、という悪夢。
何とか実車状態で直らんか?と遠方からの相談だったが。
モノ見なわかりまへんなー、のやる気ない通常運転。
「アレコレ聞いて音信不通」が常。どうせ持ってこない。
だが彼は遠路をホンマに持って来た。汗には汗で返す。
実車でやりましょう。俺を信じた人にはちゃんと返します。
左写真: パテで応急処置してあった。
丁寧に施工してあったけど、漏れるのは時間の問題。
右写真: 実車状態の修正は、作業姿勢が苦しい。
あと、機械加工できないのでボス座標の復元も難しい。
左写真: 溶接してたら奥にクラックが広がる。
残留応力が刺激でパカッと開く、ケース修正あるある。
右写真: 見えないクラックまで全部追って完全溶接。
実車修正で深追い溶接はリスクだが、俺様なら大丈夫。
左写真: 座標治具作って、精密にボスを復元。
座標や高さが狂うと、純正バンパーが着かないからね。
右写真: このとおり、パテなど一切使ってません。
ボスは強度が必要なので、硬いメタルを使って恒久修理。
在庫のウレタン近似色でサービス塗装して完成。
塗装が新しいけど、一雨走れば修正痕の判別は不可能ス。
自分で言うのも何だけど、俺こゆことやらすと結構上手。
そして、今まで受けたのは全部カタチにして返してる。
結局「直りますか?」ではなく「直す気あるの?」なのよ。
直す気あるならモノ持って来るやろ。話はそこからだ。
医者と同じ。骨折直すのに患者見んことには話できん。
俺に言わせると、モノも見ずに話できるほうがおかしい。
奥さん美人だったてのもあるが、彼は二つ返事で持って来たからね
綺麗に直ったと喜んでいただけました、汗には汗で返す趣味のW.A.T
そして干しタコ。「今年のタコは味がない」とか言われ。
おいちゃんは、塩分とか中性脂肪とか全く気にせんけど。
ふと気づけば、周囲は塩分気にしてる人が大半の世代。
本人はよくても、奥さんが怒るパターンとかあるらしくて。
皆さんの夫婦円満願い、今年は塩使わず水揉み干し仕様。
なので味薄い。奥さん怒ると夫婦で血圧上がるでなw
個人的には、塩よりバイクのほうが危ねぇぞとか思うが。
ま、そんな話で。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。