■週間日記「今週のW.A.T」■
10月に入ってもまだやってますよ、My釣り船の修理。
当初は夏休みの宿題状態。イヤイヤ始めた修理だが・・
やってるうちに楽しくなってきて、アレもコレもと。
バイクって、ガレージカスタムも楽しいやん?あんな感じ。
今週は面積も形状も勾配も一番面倒なセンターデッキ。
板貼りも積層もたいへんだが、今の俺なら大丈夫。
バウデッキとアフトデッキで、作業を完全に「モノ」にした。
今回は床の張替えと同時に、少し改造も。
左写真: 腐った床板を剥がして、下地をレジンで袋に。
裏から上がる湿気や結露を浸みさせないための工夫。
右写真: 床に敷く木片もレジンでコーティング。
万一、割れて浸水した場合でも、腐るのは1枚で済む。
左、右写真: 木片を並べて、勾配と不陸を調整する。
目地にレジンを注入して防水隔壁を作り、浸水を防御。
この作業が一番手間がかかるが、恒久修理には必須だ。
ど真ん中に1枚、フラット板を敷いた理由は・・(後述)
左、右写真: 対象が大きいと、マットのカットもたいへん。
定尺材では納まらないので、型紙転写でつなぐわけだが。
耳つきマットでも、同じ場所でつなぐと不陸の原因になる。
少しずつズラして、またまたアホみたいに5プライも積層。
完成。デッキ修理も3回目となるとかなりスムーズ。
完全独学。皆さん驚くが、習うが常に正しいとは限らんでな。
トランサムや床が必ず腐る製品を修理しているわけだから。
改善されんってコトは船業界はそれを受け入れてるってコト。
実際、過去修理部分がまた腐って今回修理してるわけだし。
「業界に習った」方法なら、いずれまた腐るわけやん?
どうせ直すなら恒久修理。それは船もケース修正も同じ。
ま、色塗っちゃえば分からんけどな。船もクランクケースも。
さて、今回ど真ん中に1枚、フラット板敷いた理由。
床下結露防止の換気口を兼ねたハッチを増設したのだ。
気密仕様のハッチで気密保つなら、お咎めナシらしい。
だがデッキ勾配があるとハッチ座との気密が保てない。
で、ど真ん中だけビシッ!とフラットデッキにしたわけ。
更に、デッキ下の長いスペースに傘くらい仕舞えるし。
あくまで点検口で、空気室にモノ入れちゃダメらしいが。
傘、入れる気満々。今まで雨は洗面器被ってたからな。
ふふふ。RC213VSのレギュレーターステーは捩れるかな?
因みにカブのステーならキレるけどな。ま、そんな話さね。
皆さん「どうなった?」と聞く、常連M本さんのRC30修理。
走ってたら玉子の臭いがして止まった、と引き取りに。
止まった周辺に温泉なければ、バッテリー沸騰だね。
イロイロ調べた結果、今回はレギュレーター交換で対応。
他も劣化はしているけど、そこは「今」じゃぁないんだな。
旧車は、ある程度計画もって維持しないと息切れする。
上で「恒久修理」とか言いながら、矛盾している?
ふふふ。俺の中では整合している「自分のならこうする」
RC30って、なぜ未だにこんなにも人気があるのか?
理由は「情熱」よ。30は設計者の情熱が感じれるわけさ。
例えば経年で必ず曲がっているレギュレーターステー。
こんな薄い鉄板に、更に軽量化の穴で肉抜きまくり。
そしてメッチャ柔らかい鉄使ってるんよね。割れるから。
だから締め付けで捩れてて、毎回恐々の板金が必要。
普段なら罵声吐いて能無し設計をボロクソ言うのだが。
30は腹立たんのよね。だって情熱やん?この捩れは。