■週間日記「今週のW.A.T」■
オーナー様からご相談いただいた旧車部品修理。
100年前の舶来旧車のスロットルホルダーです。
そもそも素材が悪いうえ、劣化してクランプ部が破断。
「溶接修理できませんか?」というご相談。
古い鋳物って、巣だらけのうえに母材劣化が凄い。
当時の湯流れや生産性を優先して素材も混ぜ物ばかり。
もはやアルミか亜鉛かアンチモンかすら分からん。
そもそも新品当時でも溶接できんかったはず。
写真: クランプ部が割れた小さな鋳物、御歳100歳。
左、右写真: 見積りどころか直せるのかすら不明。
下処理を繰り返し、ガス滞留・径保持治具を作ってテスト。
予想どおりというか、アーク出た瞬間に爆発する。最悪。
記憶を頼りに、熔材屋を巻き込んで特殊メタルを入手。
左、右写真: 何とか溶接条件を整えて溶接に成功。
写真のとおり、爪より小さい100歳の鋳物部品溶接です。
近代の鋳物でも、溶解&ブローで普通は溶接できません。
しかし当社、当時加工のスリットすら潰さず溶接しました。
当社、爪より小さい100年鋳物を溶接する技術がある。
しかし溶接接合で母材全体の劣化までは戻りません。
ウチが溶接した所は強いけど、全体の劣化はそのまま。
つまり同じ条件で締めたらまた母材から割れる可能性が。
「マクロの可能性」でも、知ってて知らん顔はできん。
施工側としては、そのリスクも説明する義務がある。
と、いうわけで、今回は溶接できたけど業務成立せず。
年寄りの骨折手術しても、全体の骨密度まで若返らない
まぁ古い鋳物はナカナカ難しいです。
常連の皆さん、17日のM本企画は予定通り開催です。
なにやら新しい楽しいルートを用意してくれてるそうで。
集合は7:30大池セブン→8:30篠山三角ローソン。
店舗の正面は避けて駐車場隅で静かに待機願います。
常連さん、17日は今年最後のM本企画ですよ〜!